今年はずっと開発を行ってきたナノ粒子とその塗工の実用化出来た記念すべき年になったことは本当に喜ばしい。

確か、ちょうど6年ぐらい前に水に関する事業に関わることになり、今日現在に至ることになった。転機だったのは、息子が中2の夏にどうしてもロードバイクが欲しいというので、買うことになったことだ。

ペダルすら別売りということすら知らず、知らないことだらけで「ロードバイク界」に参入した。メンテナンスが高額なので、自分で出来るようにタイヤの脱着の練習やパンク修理の日々。息子は実業団の練習に混ぜてもらうが、付いていくことが出来ないのを遠巻きに見ており、親としては不憫に思っていた。

「僕もコンポはデュラエースが欲しい。ホイールはカンパニョーロがいい。」

と。。

　限りある資力で少しでも走力が上がるように、ナノ粒子をドライブトレインに塗布する技術を編み出した。結果的に速くなれたのかどうかは分からないが、上りのセクションでは、驚異的な速さを見せていた。そこからチェーンオイルにCNT（カーボンナノチューブ）に進展して、グラフェンやボロンナイトライドで、実用化に関してはそこそこ有数の業者になれたというのは慢心かもしれないが、他社の追随も感じない。人間を動体とするならフリクションが生じるもので、悪口言われていたり、いろいろ聞くね。変えることが出来ない他人に時間を使うなら、自分の時間の充実を目指した方がいい。

　私は乗り物が好きであったもののクルマ関連の職業に就くことは無かったのが、乗り物には

「顔を向けた側に進む性質」

があり、顔だけ向けていたら、ナノ粒子塗工で燃費改善という新しい分野が出来た。当初からは思いつかない着地点となってしまったけども、毎日楽しい。

毎日、少しずつでも書いてみたいと思っている。